1月20日は大寒、表具屋さんの行事?として「糊炊き」(のりだき)というものがあります。
表具に使用する「古糊」を作るためです。
古糊は、掛け軸の裏に和紙などを貼って補強する「裏打ち」の工程で接着剤として使われる特殊な糊。
掛け軸が柔軟に仕上がり、次の修復の時にはがしやすいという利点がある。
糊炊きは古くから、水に含まれる雑菌が少なく、腐りにくいとされる大寒の頃に行われています。
弊社では13年前から糊炊きはしていませんが、その頃、店をやめる表具屋さんから大量の糊(古糊になっていない)を頂きました。
毎年大寒の頃にカビの生えた上澄みをきれいに取り除き、きれいな水を張ってしまいます。