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2012年1月 屏風について(2)

2012.1.10 
豆知識

屏風について②

~歴史について~

 

掛け物と同様に室町時代に発展を遂げました。始まりは、今から2000年ほど前、中国の漢時代(日本では弥生時代ごろ)に 創作されたものと古書に伝えられています。

屏風が日本に伝わったのは、686年新羅國から献上されたものだとされています。

現存する屏風は756年聖武天皇の遺品が正倉院に保管されている中の1点、鳥毛立女屏風(6扇1帖)が最古です。 平安時代では宮廷や貴族の邸宅には不可欠な調度品で、衝立と同様で一種の間仕切りの役目を果たし、なお室礼用として 盛んに用いられたようです。

屏風は「風を屏(フセグ)」という言葉からきています。

750年頃に木製の骨に紙や布を貼って、折り畳むことが出来るような形の屏風を作り始め、蝶番はこの頃、紐でした。

のち鎌倉時代に禅僧が中国から持ち込んだ掛け物を真似て、屏風の表装を始め・・・蝶番に体裁もよく良い紙質も強い和紙を 使用するようになり、現在のように前後に開け閉めが可能になりました。

現在では建築や生活様式の移り変わりにより、床の間がなかったり部屋が狭いetcもあり、減少の一途をたどっています。

伝統工芸品の海外進出などもあり、伝統工芸。技術が見直されています。

 

~屏風の種類~

【種類】

■観賞用の屏風:絵屏風・拓本貼込屏風・貼りまぜ屏風etc

■装飾用の屏風:金銀箔押屏風・砂子撒き屏風・雛屏風・無双屏風・夏屏風(絵屏風)etc

■防寒・防風など生活用の家具:枕屏風・障子屏風(夏屏風)etc

■儀式用調度品:金銀箔押屏風・白張屏風・・社寺院の内陣の用具として用いる屏風etc

■各種の道具として用いるもの:風炉先屏風・香屏風etc

 

~主な屏風の用途~

【金屏風】

風格のある気品を備え、荘厳な儀式のや豪華な各種宴会の場(結婚式の披露宴etc)に使用され その存在はより高い雰囲気を醸し出す効果を上げ、屏風の中の王者と言えます。

 

【風炉先屏風】 風炉先屏風は、茶の湯の道具の一種として用いられる。 道具畳の結界として2枚折の小型屏風である。 形態・材質・仕様など各流宗匠の好みにより異なります。

 

【雛屏風】 弥生(3月)の節句の時は雛段の最上段に置く内裏雛の背景を飾る小屏風のことで、 端午の節句(5月)の時は鎧・甲などの背後へ、幔幕の代わりに飾る屏風も雛屏風に入れます。

 

【変わり屏風】 使う方の使用目的・場所などあるいは屏風本来の役割を変えて、別の目的に使用するように作られたものです。

 

~屏風の形体~

【折り畳む枚数により区別】 一般的なものに6曲屏風(6枚折)・4曲屏風(4枚折)・3曲屏風(3枚折)2曲屏風(2枚折)・8曲屏風(8枚折) ・その他(多曲・特殊なもの)があります。 基本的に半双で何枚に折り畳むことが出来るか?によって何曲となります。

 

~丈(高さ)により区分~

本6尺もの・本間もの・5尺もの・利久形・4尺5寸もの・3尺もの・2尺5寸もの・その他(特殊なもの)があります。

特殊なものとして、当社では作品や展覧会の企画にあった寸法、特大なもの、変形の風炉先、雛屏風があります。

当社の企画寸法の一例を載せておきます。参考にして下さい。

~屏風の金具~

屏風の椽は⾧い間に傷んできます。その補強のために椽の隅(角)などに金具を用います。

装飾を兼ねて飾り金具をする場合もあります。

椽の形・大きさによって、平金物・かぶせ金物などを使用し、位置や使用する金具も決まっています。

飾り金具としてとても美しい彫りものや色・デザインもあります。

当社では、用途やご希望に合わせて用います。

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